あなたはどのタイプ?〜指導者を3つに分類〜

 今回はフィードバックの種類を紹介し、指導者のタイプについて触れていきたいと思います。

 

フィードバックの種類は大きく分けて3つあります。

  • ポジティブフィードバック
  • ネガティブフィードバック
  • コレクティブフィードバック

1つずつ、どのようなフィードバックかを見ていきましょう。

 
ポジティブフィードバック

“ポジティブ”があるように、肯定的なフィードバックです。

簡単に言うと、<褒める>です。

「いいね!」

「その腕の振りでOK」

など、肯定的な声かけをすることを指します。 

 

ネガティブフィードバック

こちらは、皆さんの予想通り、否定的なフィードバックです。

「それじゃダメ!」

「腕の振りがなってないなぁ」

などの否定的な声かけを指します。

※あくまで、“やったこと”に対しての声かけなので、「お前はダメだ!」などの人格否定はここの中に含まれません。 

 
コレクティブフィードバック

こちらは矯正的な声かけです。

否定とセットで使われやすいですが、正しい動作に導くときに使われます。

例えば、

「もっと高く!」

「上から下に腕を振り下ろすんだよ」

などの適切な動作を伝えるときのフィードバックです。

 

さて、あなたはどのタイプ?

3種類のフィードバックについて、お伝えしました。

さて、あなたはこの3つのどのタイプでしょうか?

もちろん、1種類の声かけをする人はいないでしょうが、

自分の声かけを振り返ってみると意外と偏っていることかと思います。

  1. いいところをどんどん引き出すタイプ
  2. ガンガン、ダメ出しするタイプ
  3. ストイックに“こうした方がいい”と伝えるタイプ

自分の指導を録画したり、音声を録音して、相手にフィードバックしている回数と内容を分析すると自分がどのタイプか、分かるかと思います。

 

それぞれのタイプについては、次の投稿で触れていきたいと思います。

 

+α

ちなみにフィードバックの種類は、さらに具体的か抽象的かによっても分かれます。

なので、さらに、

  ポジティブ ー具体的(細かく足を動かせているね)

        ー抽象的(じょうず!)

  ネガティブ ー具体的(足を動かしていないのがダメだ!)

        ー抽象的(全然ダメ!)

  コレクティブ ー具体的(右足をもう少し後ろにして)

         ー抽象的(もっと!)

の6つに分けることができます。

具体的にどこがいい/悪い/直す、という声かけか、

ふんわりといい/悪い/直す、という声かけかということです。

これらのフィードバックについて理解して、上手に声かけをできるようにしたいですね。