指導者が絶対にやるべきたった1つのこと

指導者になる上で、欠かせないスキルは数多くありますが、実際に指導するときに必要になるのは、

 

分かりやすくする(構造化)

 

です。

視覚的にもそうですし、言葉をきちんと精査し、分かりやすいものを用いることが求められます。もちろん、課題として簡単なものを用意するということではありません。

 

教えを受ける人たちにとって、

  指導される内容が明確

  やる内容が明確

であることが、上達への近道です。

 

1.場を整える

空間を整えましょう。教室内であったり、グラウンドであったりを整え、

 どこに何をおけばいいのか、

 何時まで何をすればいいのか

ということをわかりやすくしましょう。

 

テープで示したり、

 かごを置き、絵や文字で示したり、

 

空間の構造化が進むとどんな人でも過ごしやすくなります。

レッスンを受ける以前のストレスが減るので、学びに集中することができます。

<空間のコーディネート例>

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*校庭をイメージ/白線やコーン(マーカー)で区切る

休憩ゾーン:休憩場所。だれてもよい。

共有の道具:共有の道具を置く

自分の道具:自分の道具を置く

見学ゾーン:メニューには入らず、練習を見て学ぶ場所。ふざけてはいけない。

練習ゾーン:真剣に取り組む人だけが入れる。

応援ゾーン:保護者や応援する人がここにいる。練習・見学ゾーンには入れない。

など

 

2.言葉を整える

用いる言葉を整えましょう。

いきあたりばったりで説明していると、何を説明されているか生徒たちは混乱してしまいます。

どのような順番で説明するか、筋道を事前に立てられると説明するときにこんがらがりません。

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また、難解な言葉を使っているとこれも生徒たちはわかりません。

意図的に使用しても構いませんが、言い換えができるように、分かりやすく噛み砕けるように準備しておきましょう。

 

3.メニューを整える

最後に、ここが一番大切です。実際にやるメニュー(指導内容)を整えておきましょう。

このメニューは、

 何を意図しているのか

 どのように本番で生かされるのか

が整っていないと、メニューの効果が半減します。

ここで、考える力を培うため、生徒たちに意図を伝えず自分たちで考えてもらってもいいですが、中身がなかったら生徒たちもその意味を汲み取ることができません。

 

また、やる内容が分かりづらいとメニューを始めることができません。

もちろん、実際にどのようにやるか難しいものもあるかと思いますが、”あえて混乱させる”という意図がないのであれば、分かりやすくする方がいいでしょう。

 

まとめ

もちろん整えたつもりでも実際にやってみると、全然整っていなかった!ということがよくあります。

完璧に整えることは、非常に難しいですが、だんだんと自分の指導スキルとして蓄積していきます。めげずに積み重ねていきましょう。